村岡恵

.。oO(村岡恵のブログ


【配布】わたしのマンガ・プロットフォーマット(排出型/萌え型)

創作プロット配布フォーマット

むかしTwitter(現X)に上げた自作のプロット用紙を、ちゃんとダウンロードできる形でここに置いておきます。「エピソードを箱書きして、キャラの感情と、読者の感情を、横に並べて管理する」という考え方の用紙です。2種類あります。

まず前提として、「排出型」「萌え型」という創作タイプの分類は、東京ネームタンクのごとう隼平先生が提唱されているものです。わたしのオリジナルではありません。ざっくり言うと——

  • 排出型:作者の「言いたいこと」「描きたい展開」ありきで描くタイプ。ストーリー先行
  • 萌え型:作者が「キャラ同士の掛け合いが見たい」から描くタイプ。短いエピソードを繋いでいく、萌え先行

この2タイプそれぞれに合わせて、わたしが自分用に組んだプロット用紙が、以下の2種です。


その1:排出型プロット用紙(基本の3列)

ストーリー先行の人向け。3列だけのシンプルなやつです。

  • エピソード:何が起きるかを、客観的に箱書きするところ
  • キャラの感情:その場面での登場人物の本音・モノローグを書くところ(主人公も、ほかのキャラも)
  • 読者感情:読者にどう感じてほしいか=演出のしかたを書くところ

「描きたい展開」を左に置いて、それに乗る感情(中)と、読者への届け方(右)を並べて確認する流れです。

排出型プロット用紙の各列に、手書きで説明を書き込んだ解説図

▶ 排出型テンプレート(空欄・PNG)をダウンロード


その2:萌え型マンガ用プロット(ver 0.2)

萌え先行の人向け。キャラの掛け合いを短く積んでいくタイプに合わせて、列を増やしたのがこちら。

  • 箱書き/エピソード番号
  • エピソード(セリフとキャラの行動)
  • エピソードの機能:ここが肝。「筆者自身のエモ度/萌え度/描きたさ度」と「ストーリー上必要な情報」を分けて書く
  • 読者感情:読者が筆者と同じ気持ちで萌えられているか/萌えるために必要な情報は過不足ないか

自分が「描きたい!」と燃えている熱量(エモ度)と、話を成立させるために必要な情報を、分けて可視化するのがポイントです。萌えだけでも情報だけでも漫画は転ぶので。

記入例も置いておきます(魔法使いとJKのやつ)。

萌え型プロット用紙に、魔法使いとJKの掛け合いを記入例として書き込んだ図

▶ 萌え型テンプレート ver0.2(空欄・JPG)をダウンロード


使い方・おことわり

  • 印刷して手書きでも、画像に打ち込んでも、表計算ソフトに列を真似して作ってもOKです。
  • 商用・非商用とわず、自由に使ってもらってかまいません。クレジットも不要です。使ってくれた方がいたら、こっそり喜びます。
  • あくまで「わたしはこう考えている」という一例です。合わないところは各自いじって、自分の用紙に育ててください。

もとの投稿はこのあたり(X・2021年ごろ)→ 投稿その1投稿その2。ずっとダウンロードしづらい状態だったので、今回ちゃんと置き直しました。